自転車保険について
こんにちは、FPの西村です。
最近、自転車保険という言葉をよく耳にします。
うちの子供たちも学校からお手紙をもらって帰ってきます。
今回は、自転車保険についてお話したいと思います。
2015年4月1日に自転車利用者に損害保険の加入を義務化する条例が全国で初めて、兵庫県で施行されました。
そのため、自治体や学校からも案内があったりしているようです。
兵庫県は北部と南部とでは全く生活環境が違います。
南部は公共交通機関が発達しており都市部では自家用車を保有することなく、電車・バスを利用することができます。近隣への移動だと、徒歩・自転車を利用します。
逆に、北部においては公共交通網が少なく、自家用車を保有するのが当たり前となっており、大人ひとりにつき1台保有する始末です。あげくには、近隣への移動でも自家用車を利用することも多々あります。
何が言いたいかというと、北部の方は車がないと生活できません。
住宅を保有している人が火災保険に加入しているのと同じように、車を所有している人は、自動車保険に加入しているということになります。
ここで、お願いがあります。
あなたの自動車保険の内容を確認してみてください。
もし、個人損害賠償責任の特約が付いているタイプで自転車向けの内容が盛り込まれていれば、自転車保険の加入の必要はありません。
ほとんどの場合、年間2,000~3,000円程度で保証額1億円程度になっていると思います。
弁護士費用の特約があれば、ベターです。
保証額が無制限であれば、ベストです。
その場合、別途保険料を支払って自転車保険に加入する必要はありません。
もし、自動車保険に付保されていない場合は、火災保険も確認してください。
火災保険に個人賠償責任特約があるかもしれません。
つまり、ご自身が加入されている損害保険(自動車・火災保険など)に個人賠償責任保険が付保されていれば、自転車保険にあえて加入する必要はないということです。
もし特約で付保されていない場合は、自動車保険の更新時に特約で個人賠償責任保険をつけることをお勧めします。
年間2,000~3,000円保険料がアップしますが、月額500円の自転車保険に加入すると、年間6,000円になります。
但馬地方にお住まいの方は今一度ご確認ください。