相続手続きに期限はあるのか?
相続では、様々な手続きが必要です。家や土地といった不動産相続には決まった期限がありませんが、「期限が決まっている手続き」がいくつかあります。
3ヶ月以内に必要な手続き(相続放棄・限定承認)
相続される財産として土地や住宅などの不動産、現金や預金、自動車などが挙げられます。
相続というとプラスの財産を思い浮かべる人が多いですが、必ずしもプラスのみとは限りません。
実は借金や未払い金といったマイナスの財産も相続の対象になるのです。被相続人の財産を調査した後に借金や未払金が発覚し、それがとても大きな金額だということもあるでしょう。
そのまま相続してしまうと生活が脅かされる事態になりかねません。
そんな事態を回避するために相続放棄や限定承認があります。相続放棄とはプラスの財産も負債も一切相続しないことを言います。相続放棄については相続人単独で行う事ができます。一方、限定承認とはプラスとマイナスの財産どちらが多いのか判断できず、借金を返済して資産が残ったらそれを相続するという制度です。限定承認については、相続人全員で行う必要があります。
4ヶ月以内に必要な所得税準確定申告
所得税準確定申告とは、被相続人に確定申告が必要な場合に行わないといけない手続きです。
毎年行われる確定申告では本人が所得を申告しますが、亡くなった場合はそれが難しくなります。
そのため、相続人が変わって申告や納税を行うのが準確定申告です。4ヶ月以内と期限が決められていますので、迷った場合は早めに相談することをおすすめします。
10ヶ月以内に必要な相続税の申告と納税
亡くなった人の財産を相続するときに必要になるのが相続税です。一般的に相続税は5千万円以上の資産が残っているときに発生し、申告は勿論、納税も10ヶ月に以内にしなくてはいけません。
こちらでは期限が決められている手続きをいくつかご紹介しました。期限内に必要な手続きについて知っておくことで、いざ直面したときに役立つでしょう。
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